座ると死ぬ椅子「バズビーズチェア」!!

座ると死ぬ椅子「バズビーズチェア」!!



バズビーズチェア」という椅子をご存知でしょうか?
世界中に呪われたアイテムは存在しますが、この「バズビーズチェア」も呪われたアイテムの一つです。この椅子に座って亡くなった人は60人以上確認されていると伝えられています。
今回はこの「バズビーズチェア」は一体どんな椅子なのか、椅子に呪いがかけられた経緯や今現在どのような状態なのかを解説していきます。

宇宙人A
座ると死ぬ椅子と言われているバズビーズチェアでは60人以上の人が亡くなっているんだ。
宇宙人B
座った人がそんなに亡くなっているなら本当に呪われているんだろうね。
宇宙人A
その点についても様々な真相があるんだ。
さっそく見ていこう!

「バズビースチェア」とは?

バズビーズチェア
画像引用元:http://daimaohgun.web.fc2.com/mystery/file017.html

「バズビーズチェア」は呪われているオーク材の椅子で、ふざけ半分で座った人が亡くなるということが実際に起こったとされています。イギリスではかなり有名な呪われたアイテムで、日本でもオカルト情報誌として由名な「ムー」や、TV番組「奇跡体験!アンビリーバボー」、「イッテQ」やオカルトサイトなどで紹介されています。

「デッドマンズ・チェア」や「ザ・バズビー・ストゥープ・チェア」といった名称で呼ばれることもあります。

バズビースチェアが呪われた理由とは?

トーマス・バズビー
画像引用元:http://daimaohgun.web.fc2.com/mystery/file017.html

「バスビーズチェア」が誕生したのは今から約300年前のことです。当時飲んだくれなうえに怠け者という「トーマス・バズビー」という若い男がいました。一説にはバズビーは貨幣贋造者だったともいわれています。
そんなバズビーはなぜかエリザベス・オーティという村でも名の知れたとびきりの美女で、かつ富豪の娘と結婚します。
結婚当時、エリザベスの父ダニエルは2人の結婚に反対していましたが、バズビーはダニエルからオーク材のひじ掛け椅子を譲り受けます(一説には譲り受けたのではなく単に気に入っていただけという話もあります)。
バズビーはこの椅子をとても気に入りますが、その椅子に座るようになってから性格や素行の悪さが目に着くようになっていったのです。
日に日に乱暴になっていきやがて働かなくなって手が付けられなくなります。バズビーは椅子に座ったとたんに権力者でもあるかのように周囲の人々に暴言を吐き横暴になるのです。

そしてとうとうバズビーはダニエルを殺したという話ですが、これは2通りの説が流れています。

財産がらみでダニエルを殺害した

横暴になったバズビーはとうとうダニエルに全財産をよこすように言い出し、ダニエルはその姿にあきれ返って断ります。
バズビーがおとなしくダニエルの言葉を聞くわけもなく、怒り狂ってダニエルを殺害してしまったのですが、この殺害理由には、諸説色々あり代表的なものが2つあります。

エリザベスを連れ戻そうとしたダニエルを殺害した

バズビーがダニエルを殺害したもう一つの理由として、「ダニエルがエリザベスを連れ帰ろうとしたため」という説があります。

バズビーとエリザベスの結婚についても諸説さまざまあり、バズビーとエリザベスは駆け落ち同然の状態で結婚したという説があります。結婚理由がこのようなものなら、父親のダニエルがエリザベスを連れ帰ろうとするも当然といえるでしょう。

外出後、自宅に戻ったバズビーでしたが、ダニエルがお気に入りの椅子に座っていました。
2人の結婚をよく思っていなかったダニエルは、エリザベスを連れ戻ろうとしていたそうです。当然バズビーはそれを拒否し、お気に入りの椅子に座られた怒りもあったためか、その日の夜にダニエルを殺害します。

ほどなくバズビーはダニエル殺しの容疑で捕まり、エリザベスと暮らしていた宿近くの「サンドハットン十字路」で縛り首にされ死んでしまいます。

絞首刑前にバズビーが椅子に呪いをかける

バズビーはダニエルの遺体を森に隠しましたが、村の富豪だったダニエルの姿が消えたことが周囲にすぐに知れ、バズビーは逮捕されその日のうちに絞首刑にされてしまいます。
その日のうちに処刑とは早い、と感じる人が多いかもしれませんが、当時は今と違って司法に関する手続きに時間がかかっていました。そのため犯罪が確実な場合や凶悪な場合に関しては、裁判などを行わずにすぐに処刑されることが多かったようです。

絞首刑で亡くなる前にバズビーは「この椅子は俺のものだ。誰も触るな、座ったら呪う」と、吊るされるまで叫んでいたそうです。
この発言で本当に椅子自体に呪いがかかったのかは不明ですね。もしこの発言が本当なら、どちらかというとバズビーの魂が椅子に乗り移って座った人を死に至らしめるといった考えの方がぴったりのような気がします。

バズビーの性格や態度が変わっていったのはなぜ?

性格や態度の豹変

ここまで読んで、どうしてバズビーがお気に入りの椅子に座ることで態度が横暴になり、暴言を吐くようになったのか疑問に思う人は多いでしょう。
バズビーが生きていた当時のイギリスでは「ひじ掛け椅子」は権力者の象徴とされていました。そのため、自宅のひじ掛け椅子に座ることで、自分には権力がると思い込むようになり、だんだんと態度が変わっていったと考えることができます。

しかし、ここでバズビーの人となりをよく考えてみましょう。
「飲んだくれ」「貨幣贋造者」という2つのキーワードが出てきます。バズビーはお酒好きでパブなどに入り浸っているダメな人間と考えることができます。また「貨幣贋造者」とは文字通り貨幣を偽装してお金を稼ぐ悪質な仕事なので、犯罪行為に手を染めている人物です。
村の中でも美人と評判だったエリザベスを口説き落とすために、エリザベスの前では紳士を装っていたのかもしれません。
普段から横暴で暴言を吐くような人物で、お金欲しさにエリザベスに近づいたと考えることはできないでしょうか?
だとしたら、結婚すればこっちのものだと言わんばかりに、正体を隠すこともしなくなっていったのかもしれません。

またちょっと見かたを変えると、バズビーはエリザベスとの結婚で今までの生活をやり直そうとしていたのかもしれません。ダニエルに反対され、駆け落ち同然で結婚したものの、結婚生活がうまくいかなくてやさぐれていったとも考えられます。

またオカルト的な考え方をするのであれば、椅子への執着という点に目をつけると、バズビーのお気に入りの椅子には悪魔か悪霊などが取り付いていて、バズビーに取り憑いたと考えることもできます。
悪魔や悪霊に取り憑かれた人は、今までとは全く異なる狂暴な性格になったり、暴言を吐く、横暴になるようなこともあるそうです。
もしかしたら椅子自体は呪われていなくて、何かが取り付いていたためにバズビーはその犠牲になったとも考えられます。

バズビーズチェアに座って亡くなったのは60人以上!

バズビー・ストゥープ・イン
画像引用元:http://xanadu.xyz/post-509/

バズビーの死後、200年以上が経ってから、バズビーが処刑された森にはパブができますが、一説にはエリザベスとバズビーが暮らしていた宿がパブになったという話もあります。
「バズビー・ストゥープ・イン(バズビーの椅子)」と、バズビーのことを皮肉った名前のこのパブで、バズビー愛用の椅子が使われることになります。
バズビーの椅子がパブに置かれることになった経緯ですが、エリザベスが家財道具を売り払ったためと言われています。
このバズビーズチェアのいわくは周囲に知れ渡り、元の持ち主が殺人犯のバズビーで絞首刑になっていること、呪いがかかっているという噂は広まっていき、客寄せになりました。
「呪われている椅子」を見るために、客が来るようになりますが、酔った勢いでバズビーの椅子に座った人に、不幸な最期が訪れるようになります。

バズビーズチェアに座って亡くなった人の事故とは?

バズビーズチェアに座った人が、全員同じ死に方をするわけではありません。
とある建設作業員の男性は、仲間が引き留めるのも聞かずに呪いを信じずにバズビーズチェアに座ります。しかし、その翌日屋根の修理中に足を滑らせしまい落下してしまいます。運悪く落下したときに首の骨を折って亡くなりました。

また戦時中にイギリス空軍のとあるパイロットも、呪いを信じずに座ってしまうことがありました。このパイロットは「呪いがないことを証明する」といって座ったのですが、数時間後に原因不明の事故で亡くなっています。同じように軍人が度胸試しとしてバズビーズチェアに座ることがありましたが、全員祖国に戻ることができなかったと語られています。

近年バズビーズチェアに座って亡くなった人の死亡原因を調べてみました。

バズビーズチェアに座って亡くなった人の死亡原因
・62人目の犠牲者:椅子に座って2時間後に、自宅バスルームで足を滑らせバスタブに頭部をぶつける。
・63人目の犠牲者:1時間後に自動車事故で亡くなる。
・64人目の犠牲者:椅子に座ってから30分以内という短時間で、なぜかエレベーターから落下。
・65人目:座ってからの時間は不明。野犬に襲われ死亡

何時間以内、といわれていないのがポイントですね。なくなり方もさまざまなパターンがあるので、単なる偶然ともいえなくもないですが…。

死者の人数は本当なのか?

バズビーズチェアに座って亡くなったイギリス軍のパイロットなどの数人の事故は、「ウィークリー・ワールド・ニュース」誌上で実際に報道されています。

このウィークリー・ワールド・ニュースは、1989年にバズビーズチェアに座って亡くなった61人目の犠牲者にも触れています。その後も3度新たな犠牲者について報じ、1997年に67人目の犠牲者を報じました。しかし、なぜか2000年にはバズビーズチェアの犠牲者の人数を65人に戻しています。

ウィークリー・ワールド・ニュースが、実際にどのような経緯でバズビーズチェアの犠牲者について知ったのかは謎なままとなっていることや、犠牲者の数が変わっている点などからでたらめやこじつけだったのではないかという見かたをする人も多いです。

バズビーズチェアは今どこにある?

サークス博物館
画像参照元:http://toshidensetsu-ikki.com/mystery/busby-chair

こうしてバズビーズチェアに座った人が実際に亡くなるという不幸が続き、さすがにパブのオーナーも不気味さを感じたのでしょう。パブのオーナーはこの椅子を「サースク博物館」に寄贈しています。バズビー・ストゥープ・インは2012年に閉店しました。
現在でもサークス博物館の「コテージのキッチン」というコーナーでバズビーズチェアを見ることはできますが、これ以上死人を出さないために椅子は天井から吊るされているので、座ることはできません。

バズビーズチェアは本物なのか?

博物館の「コテージのキッチン」コーナーは以前は、「ヴィクトリア朝のキッチン」という名称でした。ヴィクトリア朝は1837~1901年のことを指しますが、バズビーが亡くなったのは1702年と言われています。
ヴィクトリア&アルバート博物館の研究員がバズビーズチェアについて、椅子が作られたのは19世紀後半から20世紀初頭ではないかと発言しています。
また地元誌による調査では、サークス博物館に展示されているバズビーズチェアは、1881年に亡くなっている近郊に住んでいたシャッフルフォードという名工が作成したひじ掛け椅子で、20世紀初頭のものではないかと言っているのです。

もしこれが本当だったとしたら1702年に絞首刑にされたバズビーが座るどころが、手にすることすらできないということになります。

やっぱり作られた話だった可能性が高い

興味深いことに、地元誌に大叔母がバズビー・ストゥープ・インの主人の妻だったという人物がメールを送っていたそうです。そのメールの内容では、実際に呪いの椅子はなかった、度胸試しと言ったものもなかったと言っていたそうです。
さらにバズビー・ストゥープ・インのオーナーは頻繁に変わっていたそうすが、サークス博物館にバズビーズチェアを寄贈したオーナーはこの話を知っていたと言っています。

そして忘れてはいけないのは、イギリス人は怪談話が好きな人が多いという点でしょう。幽霊の出るホテルやアパートといった物件はあちらでは人気があるらしく、「客寄せ」になります。

これらのことから考えると、実際にあった殺人事件をもとに、バズビー・ストゥープ・インのオーナーが客寄せのために、このような話を作り上げたと考えることができるでしょう。
そしてその話を伝え聞いたウィークリー・ワールド・ニュースの記者が、話をオーバーにするために、「座ると死ぬ椅子」というような見出しをつけて、座った人が亡くなったという話を付けて世間に公表したと考えられます。
サークス博物館でも客寄せとして「座ると死ぬ椅子」のまま、本当に呪いがあると思わせるために天井から吊るす形で展示しているのでしょう。

まとめ
いかがだったでしょうか。「座ると死ぬ椅子」として有名なバズビーズチェアですが、いろいろと調べていくうちにその話が作り物である可能性が高いということがわかったのではないでしょうか。

世界中に呪われたアイテムが存在し、本当に死人の出ているものもありますが、中には客寄せや面白半分に作った話に尾ひれがついているものもあります。
これまでに情報が入手できなかったことでも、現代ではネットで情報を入手することが可能で、海外の情報もひと昔前と比べると入手しやすいです。また科学が発展したことで、これまで不可解だった現象や、物の製造年などの予想が立てやすくなっています。

都市伝説やUMAなどもいくつか解明されているものも存在するので、気になる話を根気よく調べていけば、今回のバズビーズチェアのように真相にたどり着けるかもしれません。

宇宙人A
客寄せの為にここまでの事をしたんだね。
てっきり本当に呪われた椅子なんだと思っていたよ。



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