目次
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開から、タイムトラベルという言葉が一般に広まり、その後アニメや映画などで自由に時代を行き来する作品が世に公開されています。
アインシュタインの相対性理論を元にしたこのタイムトラベルは、今までは不可能と思われていましたが、科学が発達した現代では世界各国で真剣に研究が行われてていると噂されています。
しかし、壁画や過去の映画、偶然撮影された写真などに、当時ではありえない人物や物が写り込んでいたり、自分は未来から来たタイムトラベラーだと言っている人物もいます。
最近では未来預言などで注目を集めているタイムトラベラーは、本当に実在するのでしょうか?

タイムトラベラーとは?
タイムトラベラーとはいったいどんな存在なのでしょうか?
少し調べてみると、現在・過去・未来を自由に行き来できる人のことを指すようです。
現在でも「未来人」というような呼び名で、自分はタイムトラベルをして現代に来たと言っている人もいます。
過去には絵画や写真などに、その時代にはありえない物を持った人物が写り込んでいたり、その時代にいないはずの人が写り込んでいた、という発見もされています。
合わせて読みたい記事
タイムトラベルの方法とは?
タイムトラベルは現代ではいまだ実現されていない技術です。
具体的な方法といっても、机上論でしかなく、科学的にはアインシュタインの相対性理論をベースに考えられています。主に現代で可能ではないかと言われているのは、次の2つです。
・重力の強い場所は時間の流れが遅いので、未来に行くには光速以上の速さの早い乗り物を使用する
・超重力の場所で数日過ごして戻ってくると、地球では数十年時間が経過している
どちらの方法もまず、超重力の場所を探さなければならないという問題点があります。また乗り物に関しても、たとえ光速以上の乗り物ができたとしても、人間がその速度に耐えれるかという疑問もあります。
その他に、「冷凍睡眠装置で眠る」といった方法もありますが、タイムトラベラーは未来だけでなく、過去にも行き来できる存在なので、冷凍睡眠は使用していないと考えることができます。
タイムトラベルと似ているタイムリープ
タイムトラベルと似ているものに「タイムリープ」というものがあります。
タイムトラベルは自分が過去・未来に行き来するため、その時代の自分自身も存在します。しかしタイムリープは、
「過去にいる自分自身に戻る」
ので、その時代の自分は他に存在しません。
タイムトラベルの方法は立証されていませんが、タイムリープに関しては都市伝説やオカルトに詳しい人の間でさまざまな方法が噂されています。
壁画や彫像で見ることのできるタイムトラベラー
まずはこれまでに絵画でその時代にあるはずのない物を持っているような描写のある絵画から紹介してきましょう。
iPhoneを持った人物が描かれている

こちらの絵画は1937年にウンベルト・ロマーノという人物が作成した作品です。
絵画のモデルとなっているのは大航海時代(17世紀)にアメリカに入植した人々と、原住民のネイティブアメリカン。パッと見は違和感がないように見えますが、よーく見てみるとおかしな点がひとつあるのに気付くのではないでしょうか。
手前中央にいるネイティブアメリカンに注目してみましょう。右手に何か持っていますよね?
長方形の物体を右手に持って凝視していますが、これ何だと思いますか?
ただこの絵画でスマートフォンが描かれている謎は解明されておらず、一説には作者であるウンベルト・ロマーノがタイムトラベラーと会ったことで描かれたのではないかといわれています。
後から手を加えたのではないかと疑う人もいるでしょうが、実はこちらの絵画は「国立郵便博物館」のHPに掲載されているものなので、後から手を加えたとは考えにくいです。
17世紀の絵画にもiPhoneを使用している絵画が!

こちらの絵画も描かれたのは17世紀で、現在はオランダ・アムステルダムの美術館に収蔵されています。描かれている人物が少ないので、パット見て違和感に気づく人は多いのではないでしょうか。
右側に立っている女性が、手にスマートフォンらしきものを持っています。
金の延べ棒のようなものや、お菓子のパッケージとも考えることができますが、それにしても大きさがあるような感じがしますよね。
しかしこの女性が持っているのは「手紙」ではないかといわれています。なぜなら絵画のタイトルが「玄関ホールで女性に手紙を渡す男性」となっているからです。
19世紀の絵画にスマホが描かれている

この絵画は1860年ころに描かれた作品ですが、中央に立っている女性が手にiPhoneらしきものを持っていると、Twitter上で話題になりました。この絵画を作成したのはオーストリアの画家でフェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーという人物で、絵画のタイトルは「期待」となっています。
今から約150年も前の絵画ですが、中央の女性が手にしているものが、スマートフォンにそっくりなので、さまざまな憶測が飛び交っていました。
「もしかしたらタイムトラベラーに会ってもらったのでは?」
「タイムトラベラーが落としたiPhoneを拾ったのでは?」
というような憶測も噂されていますが年代的にこの女性が手にしているものは、「讃美歌集」説が有力となっています。
写真に写り込んだタイムトラベラー
過去に撮影された絵画だけでなく、写真でもタイムトラベル疑惑のあるものがあります。写真には道具だけでなく、その時代にそぐわない人物が映し出されています。
場違いな服装の男性

最初のこの写真ですが、タイムトラベラーが写り込んでいるということで有名になった写真です。
この写真はカナダのブリティッシュ・コロンビア州にある「Bralorne Pioneer Museum」が公開している写真です。この博物館ではネット上で所有している写真を公開していて、その中の1枚がこの写真です。
この場違いな男性はさらに手にはコンパクトカメラのようなものも持っています。この写真に関してはさまざまな説がありますが、大きくわけると3つに絞ることができます。
タイムトラベラー説
この写真に写り込んでいる場違いな男性が、本当に未来からやってきた人物ではないかという説ですが、仮説にしかすぎません。
偶然時代を先取りしたファッションだった
当時の人としては珍しく、先取りファッションを楽しんでいる人ではない仮説がありますが…。
この男性が着用してるTシャツが、当時にもあったスウェットシャツのようなものなら可能性はあります。そしてコンパクトカメラも、当時にしては高価なものでしたが存在していたことも専門家によって確認されています。
そう考えると、当時にしてはかなり裕福な家庭の男性で、先取りファッションで出歩いていたと考えることができます。
加工写真説
さまざまな憶測が飛んでいますが、現代ではPCとレタッチソフトさえあれば写真の加工なんて素人でもできます。ちょっと画像加工に詳しい人が見ると、現代風な男性を拡大してみることで加工されているように見えるようです。
噂の元となったこの写真は本物で、博物館もきちんと実在しているのも事実ですが、連絡が取れないという話も流れています。確証はありませんが、もしかしたら博物館で話題作りのために作成したということも考えられます。
メールを送信している男性

この写真は20世紀初頭に撮影された写真で、当時若年労働者を数多く撮影していたルイス・ハインという写真家の作品です。1911年に撮影されたこの写真、ぱっと見ただけではどこにタイムトラベルといわれるものがあるかわかりにくいでしょう。
噂となっているのはこの男性が手に持っているもので、携帯電話かスマートフォンでメールでも読んでいる・メールを打っているのではないかといわれているんです。
この写真に写り込んでいるのは、町の工場で働いている少年たちといわれています。
いわれてみれば、携帯やスマートフォンを持っているようにも見えなくはないですが、お菓子やたばこの箱を持っているのでは?とも考えられますよね?
この画像に関しては真相ははっきりとしておらず、謎のままとなっています。
タイムトラベラーの変死事件?

こちらはちょっとショッキングな写真です。どこの新聞社の写真かは判明していませんが、1918年の新聞のスクラップから発見されたものです。
詳細に関してはあまり語られていませんが、亡くなった男性は直径が約60cmという狭い配管の中でなくなっていたそうです。
これだけだとどこにタイムトラベル要素が?と疑問に思うかもしれませんが、
左側に拡大されている装置が当時ではありえないものだと記載されています。
画像を見て考えられるものとしては、携帯ラジオやかなり古いタイプの携帯電話ではなかと考えることができます。
この記事を見た科学者は、この装置について1918年にはありえないといっており、この人物に関しても1918年の人間ではないと考えているようです。
タイムトラベラーだと疑われている人物
絵画や写真に写り込んだ人物以外にも、実はタイムトラベラー疑惑をかけられている人物が存在します。ここでは有名な人物を2名ご紹介しましょう。
サン・ジェルマン伯爵

18世紀に活躍していたサン・ジェルマン伯爵は、オカルト界隈では不老不死の人物として有名ですが、最近になってからタイムトラベルを行っていたのではないかという疑惑がかけられています。
その理由ですが、不老不死と噂されるほど数十年たっても容姿が変わらない点、そしてさまざまな年代・さまざまな場所に出没しているというものです。
さらに次のような話から、タイムトラベラー説があり得るのではないかと考えられています。
・バビロンの都にアレクサンダー大王が入場する際の様子を詳細に語っていた
・当時存在しなかった飛行機や汽車などについて語った
・西ドイツで1987年に亡くなった後も、サン・ジェルマン伯爵を見た人がいる
サン・ジェルマン伯爵は現在もその半生については謎な点が多く、その正体についてもさまざまな憶測が飛び交っています。
プーチン大統領

現代でさまざまな逸話があり、日本でも2019年のカレンダーがバカ売れするほど人気のあるロシアのプーチン大統領も、タイムトラベラーではないかという説があります。
宇宙人説やら吸血鬼・不老不死説まで飛び交っているプーチン大統領ですが、1920年代に撮影された写真、そして第二次世界大戦が起こった直後の1941年にそっくりな男性が写真に収めれられていることから、タイムトラベラー説が浮上しています。
真相は謎のままですが、プーチン大統領ならタイムトラベルを行っていても不思議ではないと思えてしまう人が多いようです。
自称タイムトラベラー

最近はYouTubeなどで「自称タイムトラベラー」という人物が、未来について語っている動画や掲示板の書き込みが多くみられます。自称タイムトラベラーの中でも有名な人物をご紹介しましょう。
ジョン・タイター
ジョン・タイターはwikipediaのページが存在するほど、広く知られている男性のタイムトラベラーです。2000年に突如ネット上に姿を現した自称タイムトラベラーの一人で、2036年からやってきたと本人は言っています。本人が1998年生まれといっていますが、本当かどうかは誰も知りません。
ネット上ではさまざまな掲示板に姿を表し、タイムトラベルの理論や、未来のことについて書き込むだけでなく、資料画像などもアップしていました。
2001年3月に、任務が完了したという書き込みを最後に姿を消しています。
アメリカでは2003年にジョン・タイターの発言や資料をまとめた書籍まで発売され、この書籍には母親という人物からの手紙等も掲載されています。
他の自称タイムトラベラーと異なる点としては、「家族と同居していた」というものがあります。
タイムトラベルは時間を行き来しますが、行った先の自分になることができないため、その時間の自分も存在します。2000年にタイムトラベルしたジョン・タイターは、当時自分の家族と会っているんです。
そして両親と当時まだ幼児だった自分と4人で生活していたと…。両親が2003年に匿名を条件にフロリダにある弁護士事務所を訪れて、ジョン・タイターの話を裏付けることのできる証拠を弁護士に預けたそうです。
ジョン・タイターは自身が知りえた世界情勢やアメリカ国内などの情勢を、現代の人に予言的に教えていましたが…。
残念ながら予言が確実に的中した、と言えるものはないようです。
合わせて読みたい記事
ただし意図的に作られたものなどもあるので、しっかりと検証する必要はあるでしょう。
また現代では「未来人」という名称で、タイムトラベルを行い現代に来たという人たちが、YouTubeや掲示板などを通じて、未来に起こる不幸な出来事を阻止しようとしたり、地震の予知などを行っています。
現代の科学力ではタイムトラベルは不可能に近いものです。世界情勢などについても、きちんと社会経済などを学んでいればある程度予測できるものも多いです。本当に彼らがタイムトラベルを行って現代にたどり着いたのか、それとも嘘を言っているのかを判断するのは、あなた自身の判断力によるものが大きいと言えるでしょう。
(画像参照元:https://postalmuseum.si.edu/)
(画像参照元:https://rocketnews24.com/)
(画像引用元:http://karapaia.com/archives/52144359.html)
(画像引用元:http://hotword.hatenablog.com/entry/2018/04/15/170249)